2015年12月29日(火)
腹腔内巨大腫瘤

レントゲン写真

今回は、お腹が膨らんできた、いうことで来院された10才のイングリッシュコッカーの子のお話です。

確かにお腹が大きく張っており、すぐに画像検査を行ったところ、腹腔内巨大腫瘍が見つかりました。

形成された位置から脾臓腫瘍を疑い、その日のうちに手術を実施しました。
お腹を開けてみるとやはり脾臓から発生した巨大腫瘍。摘出し、病理検査に供しました。

腫瘍写真

結果は「脾臓肉腫」。悪性の腫瘍でした。

脾臓は、中~高齢の個体で腫瘍が発生しやすい組織です。
注意しなければならないのは、脾臓はもろい組織なので、良性の腫瘤であったとしても、腫瘍が破裂して大出血を起こす可能性がある、ということです。

たとえ小さい腫瘤であり、結果良性の腫瘍であったとしても、脾臓に腫瘤が形成された場合は常に外科摘出を考える必要があります。

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